自分の子供はいらない。
自分は40歳を過ぎて結婚しました。若い時から自分の子供はいらないと思い、子供のできない結婚相手を探していました。
自分の妻は子供ができません。自分には二人の水子がいるので、作るつもりなら残念ながらできてしまいます。
もし、自分の子供が学校でいじめられたりすれば、胸が張り裂けそうで、心配で心配で仕事も手につかないでしょう。
子供は育てるのも大変ですが、一番いやなのはDNAを後世に残すことが、たまらなくいやなのです。
幼い子供は可愛いと思いますが、自分の子供なら「ろくなもんじゃねぇ・・・」です。
自分の無能な遺伝子を子供が受け継げば、子供は生きるのが大変で、生まれてこない方が幸せです。
進化の法則で無能なものは配偶者を得ることができず、死に絶えていくのは人間も他の動物も一緒です。
未来は、選ばれた、強い者と優秀な者が残るのです。
人間には技量の差があります。どんなに鍛錬を重ね努力しても、ウサイン・ボルトのように100メートルを9秒58で走り抜けることはできません。
今昔物語にウサギと狐とサルの話があります。
神が変身した老人をもてなすために、狐とサルは果物や魚などを獲ってくるのですが、ウサギは老人の食べ物を探して外に出ても、ワシやオオカミに追いかけられ殺されそうになります。
いくら待てども、何も食べ物を獲ってこれないのです。
自己嫌悪に陥ったウサギは「自分を食べて下さい!」と燃え盛る焚火の炎の中に飛び込み、自分自身を老人の食べ物にしたのです。
ここまで危篤の人はいませんが、頑張る先に幸せが持っているとは限りません。世の中は不公平にできています。
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