60才からのひきこもり貧乏ブログ

仕事を半リタイアし、つましい日々の暮らしを綴っています。

墓参り

昨日、天気が良かったので、空き家になっている実家の墓参りに行ってきました。



水と線香をお供えし、手を合わせました。この瞬間に、先祖の亡霊でも出てくれればいいのですが、そんな非科学的なことは起こりません。



いずれ自分が死んだら、ここに入るつもりです。



墓は、現在の住まいから車で1時間半くらいかかり、田舎の山の中にあります。実家もすぐそばにあり、田舎暮らしをするつもりなら、場所はあるのですぐにでもできます。



畑や田んぼに山もあり、野菜を作ることもで、鶏やヤギも飼えますが、不便なので、半自給自足の生活には憧れていますが、ここに移り住む気にはなりません。



家も屋根が傷んでいて雨漏りがひどいのですが、お金がないので放置状態です。



ここに生まれて、ここに育った家が朽ち果てるのは耐え難いですが、もうあきらめています。



周りには竹林が巨大化し、竹の数は数千本はあると思われ、庭や物置の中まで生えてきて竹の繁殖力は恐ろしいものがあります。



田んぼのど真ん中に、自然と生えた山桜の木も大木となり、栗の木もあるのでイガがあちこちに落ちていて、農地だったものが雑木林になっています。



ここに来ると、亡き両親や自分の幼い頃を思い出し、思い出が詰まっていてセンチメンタルになりますが、それを振り払うように、用事が済めばすぐに帰ってきてしまいます。



辺鄙な土地なので、何千坪とありますが、売却できるような土地ではなく、問題は、自分が死んだら、ここの管理や固定資産税の支払いを誰がするかということで、いっそのこと国に寄付してしまおうかとも考えています。



日本には、このような空き家が増え続けているのが時代の流れで、ふるさとがなくなっていくのは寂しいことです。