葬儀の仕事
朝晩が寒くなりましたね。我が家ではすでに、こたつを使用しています。私は、今年の3月まで葬祭業をしていました。
葬祭業と言っても祭りは全くなく、すべて葬儀の仕儀でした。仕事の内容は、自宅の飾りつけ、葬儀会場の手配及び祭壇や供物のセッティング、霊柩車の運転などです。
人にとって最後の大イベントであり、失敗は許されず、精神的に負担の大きい仕事でした。
亡くなった故人の家に車で行って、葬儀前に白幕や住職が使用する一式の道具、後飾り祭壇などを飾るのです。
故人が長患いをしていて、「やれやれ・・・」と思っている雰囲気の明るい自宅もあれば、若い人が事故や自殺などで亡くなり、悲しみに打ちひしがれていて、ものすごく暗い雰囲気の自宅もあります。
通常の死に方をした人はいいのですが、警察署からの連絡で警察の霊安室から搬送する遺体は問題があります。
ものすごい悪臭の水死体で、目玉から蛆がニョロニョロ這い出してきたり、胴体に手足がくっついてなかったり、警察は、それを最初に処理するのですから頭が下がります。
すべての人間は死にますが、普通に死ねたら「よし・・・」とするしかないようです。苦しまないで、寝ている間に死にたいです。
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