60才からのひきこもり貧乏ブログ

仕事を半リタイアし、つましい日々の暮らしを綴っています。

癌ではなかった!

下腹が痛いので大腸がんの検診を受けたら陽性でした。


そこで、大腸に内視鏡を入れて精密検査を受けることになり、その当日の午前中に下剤を2リッター飲み、大腸を綺麗にしてから病院に行きました。


肛門からカメラを入れるので、尻の後ろがパックリ空いた使い捨てのパンツを履きました。


ベッドに横向きに寝かされカメラをグリグリと入れました。


頭の上にディスプレイがありリアルタイムで大腸の画像が見えるのですが、担当の内視鏡技師は大腸は曲がっているのに、グイグイと押すので痛くてそれどころではありません。ほんの僅かチラッと見るくらいです。


胃カメラの方が全然、楽です。


ポリープがあったので、内視鏡を入れているときに焼き切りました。痛みは全くありません。


1週間後に医師からのヒアリングがあり、話を聞くと「癌ではありませんが、ポリープは取り切ったとはいえ、癌になりうるポリープなので経過を見てください」と言われました。


実は自分では癌を覚悟して葬式まで考えました。


葬式は火葬のみにして、立ち合うのは妻と妹だけでいいと思いました。なるべく人に死んだことを知られたくなかったのです。なぜかというと親戚や知人に私ごときのことで煩わしい思いをさせたくなったからです。


今思えば死ぬようにならなくて良かったような気がします。もう66歳になるので、ここまで生きれば、「まあ、いいかな」という感じでここで手を打とうかと思っていました。


自分なんかが長生きしても何にもならないと思っていたのに、いざ、まだ生きられると思ったらちょっとうれしいような気もします。