60才からのひきこもり貧乏ブログ

仕事を半リタイアし、つましい日々の暮らしを綴っています。

人間の人生なんて

 人生について、子供のころから考えていたが、これだという人生はないということが、ずっと前からわかっていた。  



人間の人生なんて、尊敬され世界を動かす偉い人も、家族を殺してメディアに出る憤りを感じる容疑者も、宇宙ができ、やがて地球が誕生し現在に至る膨大すぎる年月を考えれば、その人間がどれだけの価値があったのかわからない。人間なんて生まれて死ぬまでのウイルスにも満たない小さい存在で些細なことに一喜一憂することがおかしい。



だが、現実には全くそうはいかない。人間が自分を宇宙と比べて始終、宇宙の大きさや宇宙の誕生して今までの天文学的年月など考えるわけがない。



ごく小さい生活範囲の中で、人は喜び苦しみながら、生まれて死んで人生が終わる。むなしいと言えばそうなのだが、「まあ、だれでもこんなもんだ」と言えば、それで完結してしまう。生物はなんでも死を迎えるわけだが、人間だけが人生とは何ぞやなどと考えるわけでアリや犬でさえも考えていないと思う。



自分は、おこがましいが考えてしまう。宇宙がどうの他の生物がどうのなど考えるわけがないが、他人の人生などどうでもいいが、家族や自分の人生はよくありたいと願ってしまう勝手な人間で、天国や地獄も信じず魂などあるわけがなく死んだら無しかないと思っている。



しかし、生きているうちは、できれば善人な良い人でいたい。